青春を存分に摂取!「グッバイ、ドン・グリーズ」あらすじ・見どころ・感想 

作品内で、青少年のきらきらとした青春を切り取るいしづかあつこ監督。

グッバイ、ドン・グリーズでは、まさに純粋で瑞々しい少年たちの軌跡が描かれており、誰もが胸を打たれるシーンが多いのが特徴です。
それゆえ青春を存分に摂取したい人にもおすすめです。

この記事では、本作のストーリーを追いながら、その魅力に触れていきたいと思います。 

なかむら

「最近感動して無いな〜」とか、 
「あの頃の青春取り戻したいな〜」 
なんていう人にもおすすめです! 

映画『グッバイ、ドン・グリーズ』15秒CM
目次

作品情報

製作スタッフ 

監督・脚本:いしづかあつこ 
キャラクターデザイン:吉松孝博 
公開:2022年 

キャスト 

ロウマ:花江夏樹 
トト:梶裕貴 
ドロップ:村瀬歩 
チボリ:花澤香菜 
ロウマの父:田村淳(ロンドンブーツ1号2号) 
ロウマの母:指原莉乃 

あらすじ

ロウマは高校一年生。 
唯一の友人と言えるトトと作り上げたチーム「ドン・グリーズ」から離れられず、その秘密基地に足を運ぶ毎日でした。 

時は巡って夏休み。
東京の高校に進学したトトが久しぶりに田舎に戻ると、秘密基地には新顔ドロップの姿が。 

彼は「世界を見下ろしてみたい」と言い、それに乗ったロウマは貯金をはたいてドローンを購入。
トトは心配そうな面持ちです。 

ともかくも祭りの夜、三人はドローンを飛ばし、花火の撮影に成功するのです。
しかし、機体は行方知らずとなってしまいました。 

おまけに山火事が起こってしまい、ロウマたちが犯人であるという噂が立ちます。 

三人は身の潔白を証明するべく、ドローン探しの旅へと出かけるのですが・・・・。 

見どころ/感想

突然登場するドロップの謎 

この作品の原作はなく、いしづかあつこ監督のオリジナルです。 

ゆえに、予備知識がないまま鑑賞がスタートするわけですが、あまりに自然にドロップが登場するため、「ドン・グリーズ」はもともと三人だったのかな?と混乱する有様です。 

この映画の序盤は、言うなればピントが合っていない状態。 
物語が進むにつれ、徐々に全体像が見えてきます。 

ドロップの謎も、映画を追いながらご自身で確認してみてくださいね。 

圧巻の映像美に心が躍る 

本作の舞台は田舎とあって、ロウマたちが旅する山中や川辺等が非常に美しく描かれております。 

アニメ映画の映像美といえば、有名なのが新海誠監督の「君の名は」(2016年)や「天気の子」(2019年)、「ポケットモンスター」シリーズ等ですが、この作品もそれらに負けないくらい美しい景色が広がっています。 

ドロップの故郷、アイスランドの雄大な景色も必見です。 

誰かの青春が劇中で輝いている 

ロウマもトトも内気で陰気。 
クラスにも馴染めなかったため、二人だけのチーム「ドン・グリーズ」を結成しました。 

ただ、ドロップと出会ったことや旅を通して、彼らがクラスの誰よりも輝いて見えたのは言うまでもありません。 

青少年の青春を描いた映画は、実写・アニメを含めてこれまでも多く輩出されてきました。 
が、本作のように息継ぐ間も無く押し寄せる青春に、胸が熱くなりっぱなしであるのも珍しいのかもしれません。 

誰もが体験したことがあるような青春が切り取られ、集められたような本作。 

そんなちょっぴり懐かしくなるような物語に、見ている人たちは共感を覚えるのかもしれませんね。 

主題歌は【Alexandros】の「Rock The World」。 

[Alexandros] – Rock The World (MV)

本編の終わりからエンドロールまでを最高の形で繋いでくれています。 

映画に彩りを添えつつ、これからでもなんでもできる、と思わせてくれるようなロックナンバーです。

本作が好きな方には、少年たちが治療薬を探して旅をする友情物語「マイ・フレンド・フォーエバー」(1995年)や、毎話笑って泣ける野球アニメ「ダイヤのA」もおすすめです。 

TVアニメ「ダイヤのA」 PV第1弾

いずれも青少年たちの眩しさに焦がれるも、胸を打つ物語。 
是非チェックしてみてください。

物知り博士

青春を浴びるのもまた、人生の一興というものじゃ。 
ほっほっほ。 

まとめ 

グッバイ、ドン・グリーズは、序盤の賑やかな雰囲気から、徐々に現実をつきつけられるシビアな物語展開となっています。

ただ、そこにも少年たちの輝きが描かれており、ラストシーンで全てが繋がった時には胸を打たれることでしょう。 

子供はもちろん、大人も是非見て欲しい作品です。 

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この記事を書いた人

栄養士で元パティシエ。健康マニア。
夏はライブに行き、冬はスノボに行く。
映画とコーヒー好き。奄美出身。
一言:時間は有限ですよ!

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